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2006年09月08日
2代表制について(上村崇)
posted by Takashi Uemura
過去に「書きます宣言」していた内容で少しずつ書いていこうと思う。
まずは「2代表制の効用」について
立場柄多くのベンチャー企業の経営者に接する機会があるが、
周りを見渡しても弊社のような2代表性を採っている企業はあまり見かけない。
若いベンチャー企業の場合、創業経営者が代表権を持っていることがほとんどだと思うが決して一人で立ち上げた人ばかりではなく、何人かの仲間と立ち上げたという例は多い。
にも関わらず、大抵代表者は一人である。
代表者は一人の方が手続き上、楽であるという理由も大いにあるのだろうが、
そういう面を差し引いて考えても、一定の条件が整っている場合は2代表制というのは多くのメリットがあると考えている。
2代表と言うと真っ先にあがるのは「意思決定がぶれる、または統一しにくいのではないか」ということで、ものの経営本には「代表者は一人が望ましい」などと書いてあることがあり、驚いた事もある。
ただこれは先の山川のblogにある『「適度」の共有』があれば問題にはなならないのだ。
このあたりは効用ではなく「効用を得るための条件」の話なのでまたの機会にしよう。
2代表の効用を一言で表すと、否二言で表すと、「幅の広がりと揺れの平準化」を得られることだと思っている。
まず幅の広がりについて。
代表者が2名いれば、あらゆるものの幅が広がる。どのくらい広がるか、単純に2倍か、シナジーがあるのでもっとか。
または私が経営者として半人前であることを加味すると1.5倍か。
比較の対象がないので判らないが、確実に幅は広がる。
想定の幅
たとえば想定できることの幅である。
身近な事例でいくと、ビジネスモデルのディスカッションをするときも、リスクに備えるために予測される事態を挙げる時も、プレゼンの対策をするときも、
代表者視点の2つの脳みそで考えることができるのである。
天才ではない我々の脳みそでは、想定できるパターンの数は知れている。
一人で考えるよりも多くを想定できれば、それに比例してブラッシュアップすることができる。
もちろん上記のようなことは2代表でなくてもパートナーがいれば出来るが、
「代表者視点で」である。(以降も同じ)
業務(特技)の幅
山川と私は、全くといっていいほど違う性格を持った人間だ。
山川は甘いものが大好きで、私は嫌い。理系と文系、几帳面と大雑把。ちょっと例が稚拙か。
そもそも年齢も親子ほど違う。とにかく違うのである。
当然特技も違う、互いの能力や特技が、パズルを埋める様にうまく補完しあえることが多々あるのだ。
(出されたケーキを残さず食べることが出来るとかではない)
許容の幅
これも大きい。許容できるものの範囲も2人分である。
たとえば人材。
偏見は二人ともかなり少ないほうで、学歴も国籍も性別も全く気にしないが、最高の関係を築ける許容範囲というのは一定、ある。ないと言えば嘘になる。
間違いなく優秀な人間であってもだ。それは経営者としての器の幅と言ってもいいくらいだと思うが、やはりあるのだ。
その点においても許容できる範囲が2人分になることで、ALBERTにより幅広い人材を受け入れることが出来る。
これは自社の人材に限らず、クライアントなどの人脈、業務委託先、プライベートの人脈などにも全て当てはまる。
次に揺れの平準化について
心の揺れ
「経営者は孤独である」とよく耳にするが、ほとんど感じたことがない。2人いるからだ。
「経営者たるもの心を揺らしてはならぬ」と怒られそうだが、ただの人間である。
悲しいこともあれば、辛いこともあるだろう。一緒にショボーンとなっていては意味がないが大抵どちらかが毅然としている。
そしてどちらかが奮い立つ。
圧倒的に奮い立たせてもらっていることの方が多いのだが。
体の揺れ
貧乏ゆすりのことではない。
お互い「渋谷区寝ないで働く選手権」があればかなりいい線まで行くと思うが、限界はある。
たまには寝る必要がある。
そういう時も片方が稼動していれば、代表者が稼動し続けているということだ。
片方に「もしも」のことがあっても止まらない。
関係の揺れ
誰でもぶつかることはある。誰かと代表者ということも大いに。
もちろん正しい方向に調整してやっていくのだが、そのスピードが速い。
客観的にもう一方の代表が判断して間にはいることで、多くの無駄なぶつかりが排除される。
たとえば、山川には期ごとにスタッフの面接をお願いしている。
私に言えないこともあるだろう。もう一人の代表者にぶつける事ができれば、無駄や取りこぼしがない。
(当然プライバシーは確保されているから安心してぶつけてね)
と、
いろいろあるわけだが、これら全ては「一定の条件のもと」成り立つ。
2006年09月08日 00:12
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