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2008年01月14日

購買予測モデルNSX(Net Style Index)_1(山川義介)

posted by Yoshisuke Yamakawa

昨年のクリスマスのエントリーで、「レコメンデーションの専門企業誕生秘話」という話をし、そのまま年末年始に突入。少し時間が空いてしまったけれど、続きを書きたいと思う。

以下のパワーポイントは2000年5月に作ったもの。創業が2000年の3月なので、実際に会社が動き出してすぐの頃考えたものだと思う。もちろん平石さん作。
nsx001.jpg
後に、最大手通信事業者関連某社の方が書かれた、データマイニングに関する書籍に引用されたり、デジタルガレージの林さんが「バタフライモデル」という呼称で絶賛されたりした、元祖購買予測モデルだ。

消費行動を決める要素を大きく3つに分けると、まず1つ目は「デモグラフィック属性」と言われる人口統計学的な属性データ。具体的には、性別、年令、居住地、年収などで、ここでは「外的要因」と呼んでいる。

2つめは「サイコグラフィック属性」と言われる心理学的属性。具体的には、価値観、ライフスタイル、好み、信念(宗教)、購買意向・動機などで、ここでは「内的要因」と呼んでいる。

ここまでは、どんなマーケティングやデータマイニングの教科書にも書いてあるが、NSXではさらに「情報要因」に着目した。消費行動を決める要因として、「内的要因」「外的要因」以外に、購買を決定する時にどんなメディアから情報を入手するかが関係していると考えたからだ。例えば、デジカメを購入する時、ホームページで調べる人、カタログを集める人、店員さんに聞く人、より詳しい友人知人に聞く人など様々だろう。これらが外的要因や内的要因とともに大きく影響を与えると考えた。

この3つの要因の調査分析によって購買行動の予測ができるのではないかということで、大がかりな調査を実施する事にした。さらに、これらを検証するためには、実際の購買履歴が必要だ。そのために、POSデータやクレジットカードなどの購入履歴や、サイトの行動履歴を入手し、検証を繰り返すことで、精度の高い購買予測が可能になると考えたのである。(つづく)

2008年01月14日 23:06