« ALBERT職能テスト中!(山川義介) | メイン | なぜ商品は売れるのだろうか(山川義介) »

2008年02月03日

レコメンドエンジンとBPR(上村崇)

posted by Takashi Uemura

今回はレコメンドエンジンがBPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)の分野でも活躍するという例をご紹介したい。
ECでユーザーに直接推薦する機能や、SFAのツールについては、主に「売上を向上させるための技術」という側面からの説明になっていたが、実はレコメンドエンジンは抜本的な業務効率化を実現するためのツールとしても、大いに活躍するのだ。

企業の業務プロセスを分析してみると、単純だが膨大な作業を人力で行っている部分があったり、一部のスタッフのノウハウや技能に依存したステップがボトルネックになっていたりということが多々あると思う。そういった部分にレコメンドエンジンを採用することで大幅な業務効率化を図ることができる。

例えば具体的な例では、ハウスメーカーでの仕様決め業務などがあげられる。
一生に一度の大きな買い物である一戸建ての購入。当然お客様も色々とこだわりをもたれる。お客様の好みに合わせて、膨大な部材の中から一つ一つと決定していく必要がある。もちろん外観だけではなく、キッチンも、お風呂場も、リビングも・・・。
もちろんシーズンごとに新しい部材も入ってくる。なかなか商品知識が追いつかないため、担当者側も届いたばかりのカタログと睨めっこしながら・・・というケースも少なくない。大変な苦労をしてようやく決定しても、実は部材同士が組み合わせられないものであることがわかり、最悪の場合は部材のロス、そうでなくてもお客様と再度仕様の詰めなおしとなる。

これは何もハウスメーカーに限らず、沢山の部品やサービスを組み合わせて提案するタイプのビジネスでは、どこにでも存在する悩みで、当然、膨大なコストになっている。

こういった悩みを解決する仕組みとして、ニーズに応える推薦エンジン「Bull's eye」や、必ずヒットするあいまい検索「ファジィスペックサーチ」の他、ALBERTが独自に開発している類似性を判断する技術が活躍する。

例えば、「Bull's eye」を活用すれば、画面に従ってお客様のニーズをインプットしていけば、予め用意されている沢山の基本パックの中から、理想に最も近いものを瞬時に提示するといったことができる。まずはこの基本パッケージをお客様に提示し、必要であれば更に細かいこだわり反映していけばよいのだ。
続いて細かい変更を加えていく際にも、「このAという部材は組み合わせられませんが、Aにそっくりな部材でBであれば組み合わせることができます」とか、「ファジィスペックサーチ」の技術を応用して、「予算は少しオーバーしますが、こちらであればお客様の要求を満たしています」といった提案を行うことができる。

しかもその提案は「自動的にその場で」、「どのスタッフでも」「ミスなく一定の質で」行うことができるのだから、大幅な業務効率化に繋がるだろう。

BtoCはもちろん、BtoBの分野でも、BPRの一つの手段としてレコメンドエンジンによるアプローチを検討されてはいかがだろうか。

2008年02月03日 21:55