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2008年04月11日

ロジカルシンキング_1(山川義介)

posted by Yoshisuke Yamakawa

ロジカルシンキングの基本は、「コトバ(国語力」」だという事をいつも言っている。理論物理学者に対して、ロジカルな人だとは言わない。数学の公式を指してロジカルな公式ですねとは言わない。「あの人はロジカルだ」と言った時、その人が理論物理の難しい式を操っている事を指す事はあまりなく、どちらかと言えば、なるほどと人を納得させるロジックをコトバに出して言える人の事を指すように思う。

「~カル」というのは、「~的」という意味であって、「~」そのものではない。ロジカルシンキングの研修が流行っているが、ここでは「ロジック」(論理)を教えるのではなく、「論理的な考え方」「論理的な伝え方」を教えるのである。では、何が論理的かと言うと、そもそも相対性理論は論理的ではなく理論だし、ピタゴラスの定理が論理的なものではないので、論理的というのはやはりより多くの人が納得する考え方と言ったほうがよいかもしれない。

ロジカルシンキングがなぜ必要かと言えば、「難しいものを単純にし、構造化(誰が見てもわかりやすく)して、相手を納得させ、相手と協調するための思考方法」と言われる。そのために、MECE(もれなく重複なく)とかロジックツリーなどという手法がよく使われる。

科学とは何かというと、「混沌としたものを分類、整理、体系化することである」と言われる。では、分類、整理、体系化とは何か? かなり前に上村君に質問をされた時に作ったチャートがあるので紹介しておく。

混沌
分類
整理
体系化

たとえば、社内やプロジェクトの問題点を整理する時、商品をたくさん集めて分類し紹介するサイトを作る時、アンケートの選択肢を設計する時や自由回答を分析する時など、この「分類→整理→体系化」をMECEに行う事は非常に重要なステップだ。より多くの人が納得できるようにこれができる事が、ロジカルシンキンクの要諦の重要な一つであると思う。

2008年04月11日 23:30