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2008年04月30日
師の言葉『誤解できないように書く』(山川義介)
posted by Yoshisuke Yamakawa
恩師の栗田先生が、名古屋大学時代に久保昌二教授から教わった言葉の中に、次の様なものがあったそうだ。
(1)大胆に思索し、細心に実験せよ。その逆をするな。
「細心に思索すると自分のやるべき事がない様に思ってしまうし、大胆に実験をすると機械を壊してしまう」という意味だそうだ。これは、開発や事業でも同じ事が言えると思う。発想や計画は、ある程度大胆でないと画期的な事はできない。リスクを取らなければ革新的な事はできないし、合理的から奇跡は産まれないとも言う。細心にリスクの分析をしたら、ベンチャーの起業などできる訳がない。
しかし、一度進み始めた事業は、細心の注意を払わないと大きなミスを犯す。そのコントラストはとても重要だと思う。
(2)文章は理解できるように書くだけでなく、誤解できないように書く
理解できるように書くのは当たり前だが、誤解できないように書くのは難しい。ロジカルシンキングができていない人は、文章を書くのも下手くそだ。議事録や業務報告などは、如実にその能力が現れる。当社の派遣デザイナーのEさんの業務報告は、本当に素晴らしい。分類、整理、体系化されており、しかも見やすい。デザイナーだから見やすいのも当然かもしれないが、やはり全体と部分をバランス良く見る事ができる力と、ロジカルシンキングに長けているのだと思う。しかもイモーショナルなコメントもかなりイケてる。
コミュニケーションは「書く」だけでなく、すべて同じだと思う。この言葉を、「人には理解できるように話すだけでなく、誤解できないように話す」と言い替えてもよいと思う。自分の考えが人に伝わらないのには3種類あって、相手が理解できない場合と、理解しているが間違って理解している場合で、かつ相手が理解できない中にも、相手の理解力が足りない場合と、こちらの話し方が悪い場合がある。多くの人に理解できないと言われたら、話し方が悪いだろうし、自分だけが理解できなければ、自分の理解力が足りないと思えばいい。しかし、怖いのは多くの人が理解したと言っているが、それが自分の言いたい事とずれている場合だ。これは話す側の問題だが、それに気づくことは結構難しい。
「君は何を言っているか分からない」と言われる人が結構社内にもいる。特に上長になる人は、理解できる様に話すだけでなく、誤解できない様に話す努力をして欲しい。
2008年04月30日 21:56
