« 入社テストを実施(山川義介) | メイン | 努力は報酬に値しない(山川義介) »
2008年08月23日
AならばBであるということ(山川義介)
posted by Yoshisuke Yamakawa
前回のエントリーで、「文章を図やチャート、表に表す事や、包含関係をベン図で表す能力などもクリエイティブなビジネスにおいては非常に重要な能力の一つである。」と述べたが、これが具体的にどういう事か分からない人がいるようなので補足をしたいと思う。
まず、「ベン図」とは何かという事を知らない人もいるようなので簡単に説明すると、「ある命題における集合関係と求める集合範囲を視覚的に図式化したもの。」である。ベン図さえ書ければ理解が早いのだが、なかなか正しいベン図が書けない。たとえば、四角形を全体集合として、「正方形」「長方形」「菱形」「台形」「凧形」「平行四辺形」を正しいベン図にする事ができる人がどのくらいいるだろうか。算数が得意だと思う方はやってみて欲しい。
さて、前回のエントリーの中にあった、「AならばBである」をベン図にしてみよう。

ここまでは非常に簡単だろう。では同様にして「ベンチャー企業の経営者は夜中まで仕事をしている」をベン図に表すと以下の通りになる。

ここで問題を思い出してみよう。
(1)夜中まで仕事をしている人はベンチャーの経営者である。
図のPの部分に、夜中まで仕事をしている人でベンチャー企業の経営者以外の人はいるので、明らかに間違いである。
(2)ベンチャー企業の経営者ではない人は夜中まで仕事をしない。
これもPを考えれば明らかに間違いだ。
(3)夜中まで仕事をしない人はベンチャー企業の経営者ではない。
これはQの部分を考えて、ここにはベンチャー企業の経営者はいない。従って正しいという事になる。
文章を図にする事で、理解が早くできる最も簡単な事例だが、複雑になるほどこの手法が生きてくる。機会があれば、もう少し複雑な事例で説明しようと思う。
追記)四角形に「平行四辺形」が抜けていたので追加しました。2008.8.27
2008年08月23日 19:40
