« インターネットリサーチの将来(山川義介) | メイン | 誰でもイノベータになれる方法(山川義介) »

2008年10月12日

人は「顔」に反応する?顔認識と画像認識(上村崇)

posted by Takashi Uemura

最近ウェブ上の広告を見ていて思うのだが、やたらと「女性の顔」が多い。
気のせいだろうか?

特にmixi上の広告はほとんど女性の顔だった。この3ヶ月ぐらい。
気になってYahoo!はどうかと色々見てみると、やはり女性の顔が多いように思えてきた。
(そうでない広告も沢山あるけど)

広告とは全く関係のない情報でも、「顔」がそこにあると思わず見てしまうからではないかと思う。

人間の識別能力は、特に「顔」に対しては高度に働くということを聞いたことがある。
だからお札には「顔」の絵が使われていると。(偽札が見分けられやすい)
確かに世界のお札の多くに「顔」が採用されていると思う。

広告もリリースもキャッチが何よりも大事なので、広告の中身をあらわすよりも、「顔」でひきつけたほうが効果があるということか。
どこかの代理店で顔のほうがクリックされるという分析結果がでて、一気に顔が流行ったりしたのだろうか。

「はてな」にもこんな質問をしている人がいたりして気になる。。
http://q.hatena.ne.jp/1198557208

話は飛ぶが
人間が目で見た画像を認識するとき、その対象が「顔」である場合と「物」である場合で全く異なったプロセスを走らせているはずだ。
なので画像解析のエンジンは、解析対象によって違うアルゴリズムを走らせるべき。

ALBERTが徳島大学と共同開発している「SUDACHI」は今のところ「物」の解析に長けている。背景を無視して、色、模様、形状の視点で解析できる点が特徴だ。
でもこの方法で「顔認識」をしてもうまくいかない。

恋人が南の島に行って日焼けして帰ってきても、子供がハロウィンで顔にペイントをしていても、久しぶりに会った兄弟が多少太っていても痩せていても、問題なく認識できる・・・・ということで説明できるかどうかわからないが、、
少なくとも「色と模様と形状」で解析していない。ということは大体賛成してもらえるのではないか。

風景はどうだろうか。
これもまた、顔、物(物体)とは違った解析がされているのではないかと思う。
「この風景どこかで見たことがある気がする・・」
とういあの感覚は、どういうメカニズムで生まれるのだろうか。

いずにれにても画像解析エンジンは、その対象によって適切なアルゴリズムを走らせなければうまくいかない。

ALBERTでは当面は「物」の解析を中心に研究を進めていく予定だ。
この分野がビジネス的にも有望だと思っている。

2008年10月12日 20:20