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2009年03月26日

レコメンドメール(ターゲティングメール)をサービス化(上村崇)

posted by Takashi Uemura

昨日の日経産業新聞に大きく取り上げられていましたが、ALBERTでは「おまかせ!ログレコメンダー」をメール配信ASP企業にOEM等で供給し、ユーザーごとに最適化された情報をレコメンドメール(ターゲティングメール)として配信できるサービスを開始しました。

第一歩としてメール配信事業者大手のレピカ社と提携「「シエラエンジン×ラ・ポスタ」と「おまかせ!ログレコメンダー」を組み合わせたレコメンドメール(ターゲティングメール)の提供を開始しました。

今世の中でプロモーション目的のメールがいったいどのくらい配信されているのかわかりませんが、そのほとんどが「受取る側のユーザーの興味を考慮しない」内容になっているはずです。
これをユーザーのニーズに合わせてパーソナライズして配信したいということは、誰もが考えてきたことです。

以前から取り組まれている内容としては、
性別や年代といったデモグラフィック属性や、会員登録時などにアンケートで取得するサイコグラフィック属性によってプロモーションメールの配信内容を変えるという取り組みで、これが「ターゲティングメール」であると認識している方も多いと思います。
この方法もある程度は機能すると思いますが、こういった属性情報でターゲティングできるセグメントの粒度は非常に粗いものになってしまい、効率は悪いです。効率が悪いがゆえに配信量を増やす必要があって、ユーザーのメールボックスをゴミメールで埋め尽くしてしまっているのが現状ではないでしょうか。

また、もう少しマーケティングが進んだ会社では、過去の行動ログ(購買ログや閲覧ログ)に基づいて、関連商品(情報)を配信するという取り組みも行われています。
ただ、こういったデータ分析は専門知識が必要ですし、量が増えてくると計算量も膨大になり、自社でやるのは中々難しいという現実があります。

ALBERTの開発したレコメンドメールを利用すれば、ユーザーの行動ログを「自動的に収集、解析」して、個々のユーザーに配信すべきプロモーション内容も「自動的に抽出」できます。
また今回メール配信のASPサービスと連携することで、抽出されたレコメンドメールをシームレスに送信できるようになりました。

おかげさまでALBERTのレコメンドエンジンをご利用いただいているサイト数もいよいよ3桁に届くところまでやってきました。

最近は雨後の竹の子のようにレコメンドエンジンを提供する会社が増えてきていますが、最後は間違いなく精度が勝負になります。
・どれだけ興味をもたれているか(クリック率や開封率)
・どれだけ売上につながっているか(コンバージョン率、1客単価、レコメンド経由売上)
・どれだけ早くエンジンが学習できるか(学習速度、ルール算出に必要なログの量)
こういった点に重点をおきながら、インタースコープ時代から受け継がれたデータマイニングや統計解析のノウハウを強みとして、どこにも負けない高精度なエンジンを開発し続けたいと思います。

08:04

2009年03月22日

企業の成長とイノベーション(山川義介)

posted by Yoshisuke Yamakawa

成長に限界はあるかのエントリーで、変曲点には重要な意味があると書いた。以下の曲線は、「イノベーションのS字曲線」とも言われ、X軸が技術開発の累計投入量、Y軸が製品のパフォーマンスを表している。同様に、これは普及率の曲線にも当てはまる。ロジャースはこの普及曲線を正規分布だと仮定し、上位2.5%をイノベーター、続く13.5%をアーリーアダプターと定義し、さらにジェフリームーアは、この2つの合計である16%を超えるところに、「キャズム」の存在を提唱した。この様に、このS字曲線おとびその累積分布曲線は、イノベーションや企業や経済の進化を考える上で非常に重要な意味を持つ。

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変曲点というものは、このS字曲線の中央にあるいわゆる成長が鈍化する瞬間を表している。技術開発に投資をしても、スペックや信頼性があまり上がらなくなる瞬間であり、普及率で言えば、どんどん増えていたユーザーの増え方が減少し、急激な増加がなくなる点だ。この点の見極めは非常に難しい。なぜなら、まだまだ売れ続けているから、なかなか方針の転換ができないのである。ところが、このままにしておくと、どんどん投資効率は落ち、増加率は減少し、市場はサチュレートしてしまう。

これに気づかずに、どんどん開発をし続けた結果が、「優良企業はすべてを正しく行なうがゆえに失敗する」という「クリステンセン」のイノベーションのジレンマとして有名な現象だ。つまり、「優良企業は、顧客に耳を傾け、製品・サービスの改良改善に取り組むという優れた価値基準と行動規範を備えている。その結果、顧客ニーズのないアイデアは切り捨てることが善とされている。」「優良企業は、持続的イノベーションで好業績を上げており、破壊的イノベーションを軽視する。それは何より従来製品に比べて性能が劣り、市場規模は小さく収益性も低いため、大企業の成長率向上に寄与しないからである。」ということだ。

このことを回避するには、以下の図の様にこれに変わる新商品の投入しかない。またはクリステンセンの言う通り、「破壊的イノベーション」がこれを駆逐していくのである。

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この事は歴史が証明しており、成長し続けるものなどこの世に存在しないのである。

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17世紀から18世紀にかけ農業革命が起き、18世紀から19世紀には蒸気機関に代表される第一次産業革命、その後電力や石油に代表される第二次産業革命が起き、現代ではインターネットに代表される情報、知識革命が起きている。イノベーションのS字曲線は、変曲点の前半では、成長し続けるように見えるが、実は変曲点を過ぎれば成長は鈍化する。鈍化した時に、また新しいS字曲線が出てきてやがて一つ前のS字曲線を越える。

この繰り返しが、イノベーションの進化であり、長い目で見ればこの繰り返しが人類の進歩のスピードと一致しているといえるわけだ。つまり、いくらベンチャー企業であっても、急成長は続くわけではなく、特に現代のスピード感について行くためには、開発はし続けなくてはならず、新しいビジネスモデルを作り続けなくてはならない。縮小均衡などあってはならない。

15:22

2009年03月21日

SAVAWAYにレコメンドエンジンをOEM(上村崇)

posted by Takashi Uemura

金曜日の日経産業新聞に大きく取り上げられていましたが、SAVAWAYさんの「マルチドメインカート」に弊社のレコメンドエンジン「おまかせ!ログレコメンダー」をOEM提供することがきまりました。

「マルチドメインカート」は月間総流通額が7億円を超える今伸び盛りのショッピングカートシステムです。SEOやモバイルに強く、小規模から大手ECまで幅広い層から評価を得ています。

今回マルチドメインカートの新たなオプションサービスとして「レコメンドナビ」が加わりました。
この機能は、amazonのように、ユーザーの行動にあわせて最適な商品を自動的に推薦することができるというもので、マルチドメインカート利用サイトのコンバージョン率や1客当りの単価をUPさせることができます。

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マルチドメインカートをご利用、またはご検討されている企業の方は必見です!

17:10

2009年03月14日

イノベーションとは何か(山川義介)

posted by Yoshisuke Yamakawa

今年度下期の明治大学MBAでの「イノベーション論」の講義は、既に2月で終わっているが、結局イノべーションとは何か?に対しての答えを出せなかったように思う。先週、上村君が僕の机の上に、「俺は、中小企業のおやじ(鈴木修)」を置いて行った。面白かった本は、時々交換して読むが、先日の「柳井さんと千本さん」のエントリーではないが、共感の質が経営者とそうでない人ではかなり違うと思っている。おそらく、上村君が共感する部分の適度な共有ができるようになったのではないかと思う。

鈴木修氏は、スズキ株式会社の会長兼社長 (CEO&COO)だが、この本の中に「いったん規則ができると、自分の頭で考えずにそれに従う人が出てきます。これを世間では『大企業病』というのでしょうか。最も頭にくるのが、こういう姿勢です。」というくだりがある。つきなみかもしれないが、これはイノベーション、ベンチャーの本質をついており、激しく共感する。上司や経営者が決めた事を、何の疑問も持たずに繰り返す。たとえ疑問を持っても言わない、改善しようとしない。ベンチャー企業でも、こういうスタッフは多い。人は安易なほうに動くものであり、できれば何も変えないほうが楽である。変えればよくなると思っても、悪くなる部分だけを主張してイノベーションを阻む輩が多いことは事実である。リスクを洗い出すことと、イノベーションや改善を阻むことでは全く意味が違うのである。

ALBERTでは取締役会議の決議をメールで行なうことが多い。監査役が取締役会で議論したほうがよいと判断して異議を述べたときはできないが、会社法では,機動的な会社経営の実現を図るため,定款で定めることを条件に,「書面決議」が認められている(会社法370条)。取締役の全員が同意している議案については、議論を省略して電子メールでも取締役会決議ができる。今回の株主総会開催決議もメールで行なった。しかも、監査役の保月は海外から携帯メールで「異議無し」という意思表示をした。失礼ながら保月の年の役員が、こんなことが行なっている会社は、数えるほどしかないのではないかと思う。

しかし、未だにこういった手続きを、リアルの会議や文書でなくてはできないという企業も多い。特に大企業はそういう傾向があるが、やはりこれはいったんできた規則を変えようとしないイノベーションに対する抵抗勢力が大きいからなのだろうか。それとも、改善しようという動きすらないのだろうか。コストを考えても、メールで済ませることができるものは、どんどんメールにすべきと思う。

『イノベーションとは何か?』

シュンペータのイノベーション論では、「経済成長は企業家のイノベーションによって推進される。しかし、企業家が群生し、イノベーションが枯渇すると低迷する。そして再び企業家によるイノベーションが生み出され、経済は循環していくことになる。」といった、景気循環に影響を及ぼす規模の創造的破壊を議論しているようにも思えるが、実は「人類発展、社会貢献のために、既存の概念にとらわれず、新しい発想で、変化を恐れず、抵抗勢力に負けずに果敢に戦い実行する」これがイノベーションの本質ではないかと思う。つまり、売上げの多寡とか、認知率とか普及率とかではなく、いくら小さいことでも、イノベーションはイノベーションなのではなかろうか。

ALBERTの社名は、ご存じの通り、アインシュタインから取っている。アインシュタインの相対性理論はニュートン力学とマクスウェルの方程式を基礎とする物理学の体系を根本から再構成した画期的イノベーションでであったわけで、ALBERTはイノベーションを起こし続ける。

23:02

2009年03月05日

ダイエットして4キロ痩せた(山川義介)

posted by Yoshisuke Yamakawa

1月中旬からプチダイエットを始めて、正月から4キロ痩せた。ダイエットというものは不思議なもので、特に女性の場合はかなり痩せていると思われる人でも、「ダイエットしている」と言ったりする。文句なく絶対にダイエットする必要もないし、してはいけないと思えるのは、私の回りでは上村君くらいである。そういうことで、誰に話しても「どうやって4キロ痩せたんですか?」と興味津々に聞かれる。

どうやって痩せたかと言えば、「ダイエットをしよう」という明確な意思決定をして、期限と%の目標設定をして、それを周囲に公言したということが大きい。具体的な努力としては、まずは暴飲暴食をしないように気をつけるとか、夜中に食べないようにするとか、大盛りにはしないとか、居酒屋で揚げ物は食べないとか、少しずつの心がけの積み重ねではないかと思っている。極端な事をやっても続かないと思うし。

先日の人間ドッグでめでたく正真正銘のメタボに認定され、脳梗塞や心筋梗塞は普通の人の36倍起きる確率が高いと言われ、栄養士の先生に様々な食事療法を教わった。

×あまり食べないほうがよいもの

クリームソースのパスタ
ハム、ソーセージ
ハンバーグ
サンドイッチ
カレー
シチュー
グラタン
オムライス
チーズ
アイスクリーム
生クリーム
洋菓子
バター
マーガリン
鶏の皮
豚ばら肉
魚卵
干物

とはいうものの、全く駄目という事ではないので、気をつけて減らす努力をしている。

ただ、やはり食事制限だけでは難しいだろうと思い、1日6000歩を目標にウォーキングを積極的にやろうと心がけている。私の賢い携帯には、万歩計機能がついていて、時間単位での歩数がグラフ表示されるほか、消費カロリーや脂肪の燃焼量なども毎日自動的に記録される。歩数の目標設定をしておくと、達成時に音が鳴り、カレンダーにVマークが付く。たったそれだけの事でも励みになる。

私の場合、自宅が駅から1分程度のところにあるので、あまりそこで歩数を稼げない。商談で2回以上外出すると、6000歩を超える事もあるが、1日会社にいるとまず無理である。そこで、最近は朝2駅分歩いてから電車に乗ることにしている。また、帰りも遅くに食べなくてはならない時には、途中下車してその駅で食べて歩いて帰るという様なことをしている。

今までは、1キロくらいでもタクシーに乗ってしまう事が多かったが、その道のりを「移動」と考えるのと、「ウォーキング」と考えるのでは全く認識や行動が変わる。今までは移動もいかに最短距離でとか考えたのだが、最近は少し遠回りしても新しい道で新しい発見をしながらウォーキングと考えるようになった。こういうことは、やはり最初に書いた「ダイエットをする」という意思決定と明確な期限と目標(ビジョン)があるからできるのだと思っている。

仕事も同じではないかと思う。明確な経営理念や事業目的があって、ビジョンがあり事業計画や売上げ目標がある。そういう意識を常に持って気にかけていると、日々の行動も変わってくるし、ちょっとした空き時間に営業報告を書くとか、電車の中でも商品開発のことを考えるとかすると思う。もう一つは、やはり会社そのものもダイエットしてリーンな組織(Lean Organization)にして、不況に打ち勝つ強い体制を作ることが急務であると感じている。

11:24