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2009年04月29日
アインシュタインの眼(山川義介)
posted by Yoshisuke Yamakawa
アインシュタインの眼というのは、NHKの番組名である。スーパーカメラを駆使し、人の目には見えない秘密を解き明かす、驚きのエンターテイメント番組だ。元々は1966年から1972年までNHKで放映されていた「四つの目」という小学生向けの科学番組が基になっているという。四つの目とは、通常の撮影による「肉眼の目」、高速度撮影や微速度撮影による「時間の目」、顕微鏡や望遠鏡などによる「拡大の目」、X線撮影による「透視の目」を意味する。
「アインシュタインの眼」は、NHKデジタル衛星ハイビジョンで放映されているので、地上波にはあまり登場しないようで、私もとある会合でお会いしたオンキヨーの大朏会長兼社長に教わって初めて知った。早速、先週の日曜日に見てみた。犬が投げられたフリスビーを猛スピードで捕らえる秘密を明かしたもので、非常に興味深かった。
顕微鏡や望遠鏡で思い出したのだが、2000年に平石さん(ドリームビジョン)と創業したインタースコープという社名は、インターネットやインターチェンジの「インター」とマイクロスコープやテレスコープの「スコープ」を取ったものだ。「inter」には相互とか間という意味があり、クライアントに見えないもの(マーケティングインサイト)をインターネットリサーチを通じて見えるようにする会社にするという思いを込めていた。
ご存じの通り、ALBERTはアインシュタインに因んでいるので、アインシュタインの眼という番組名やそのコンセプトが、インタースコープとALBERTを結びつけているようで、妙に感激した。
2009年04月27日
新作能「一石仙人」(山川義介)
posted by Yoshisuke Yamakawa
突然、「能」の話なんて、一体どうしたんだろうと思われるかもしれないが、是非鑑賞したい「能」なのだ。あらすじの前半は、こんな感じだ。
『舞台はユーラシア大陸の果ての沙漠。にわかの日蝕の闇の中で、真理を求めて旅する女は、どこからともなく現れた羊飼いの老人に呼び止められます。女は、老人とともに不思議な体験をします。そこでは時間も空間も歪み、光さえ重力で曲げられて、見えるはずのない太陽の向こう側の星まで見えだします。』
ここまででこの能のタイトルの意味に「ピン」と来たかたはかなりのものだ。
「一石」=ドイツ語で「ein Stein」という訳だ。「一石仙人」は「アインシュタイン博士」という意味らしい。アインシュタインを題材した能なのだ。続きはこうだ。
『都、下京に住む七つばかりの双子の兄が、十年前天狗にさらわれ、宇宙を旅して昨日戻ってきたのですが、その姿はまだ前髪の子どものままで、双子の弟はすでに成人になっていたというのです。これは双子のパラドックスという、相対性原理で説明される時間の伸び縮み現象です。
やがて星空の下、容貌魁偉な「茗荷悪尉(みょうがあくじょう)」の面を着けた一石仙人―アインシュタイン博士=ドイツ語「ein Stein」は「1個の石」意味― が登場します。
相対性原理から導かれる宇宙の生誕から終末までを物語り、子方の務める核子達に舞台狭しと暴れさせた後、「原子の力を戦さや争いには使うな」とのメッセージを残し、一石仙人は重厚な「立廻り」を舞ううちに、ついには宇宙のかなた、ブラックホールに吸い込まれ、現在から未来の時空に消え去るのです。』
こんなに面白そうな能があるとは、全く知らなかった。実は、金曜日の夜からとある懇親会があり、人生と経営の大先輩に色々な事を教わった。詳細はまた別途書こうと思うが、この能のお話は、ALBERTはアインシュタインから取ったということを申し上げた時に、日本経済新聞の元代表取締役が教えてくださったものだ。他にも何名か著名なジャーナリストの方々とお話をさせていただいたが、とにかくその博学、教養、品格には脱帽した。どなたも皆、恐るべきロジカルな表現者だった。
2009年04月19日
ホームパーティー(上村崇)
posted by Takashi Uemura
今日はセールスグループの平原さんの提案で、ホームパーティー。
社員やアルバイトや元派遣の方も参加しての賑やかな会になりました。
料理が得意な男性が多く、写真の通り、女性は机でゆっくりと、キッチンは全て男性。
ALBERTは仕事でもイベントでも女性が強いです。
特にカスタマーサポートグループの田村祐樹君が作ってきてくれたローストビーフは野菜を煮込んで作ったソースまで手作りで最高に美味しかったです。
たまにこういう集まりがありますが、プライベート感があっていいですね。
(前回の様子はこちら)
皆で親睦を深められたと思います。僕は殆ど寝てましたけど・・・
平原さん、企画ありがとう!

写真は平原邸。
お洒落マンションでうらやましいです。
2009年04月10日
意思決定理論(山川義介)
posted by Yoshisuke Yamakawa
ALBERTではいくつかの新聞を担当を決めて読み、情報共有やビジネスの創出に役立てている。私は2000年のインタースコープ創業以来、日経新聞は欠かさず隅々まで読んでいたが、最近は日経産業新聞に切り替え、日経は別の担当に譲った。その日経産業新聞連載の「部長のための経営学講座」は、非常に身近で役に立つ講座なので必ず読んでいる。先週は表題の「意思決定理論」であった。
「意思決定」とは、1960年代に経営学とともに米国から伝わった「ディシジョン・メーキング」を翻訳してできた言葉だそうだ。今では当たり前に使っている日本語だが、私が生まれた時にはまだこういう言葉が存在していなかったのかと思うと、信じられない気分になる。意味としては、複数の案から最適解を導き出す管理職の日常行動を指し、「創案選択」と訳したほうが実体に近かったかもしれないと書かれている。
我々経営者でなくても、多くの場面で意思決定をしなくてはならないが、米国の経営学者であるハーバード・サイモンは「意思決定はプロセスとして一般化される」と主張し、「問題発見→問題(情報)認識→代替案設計→選択→実施→評価」という一連の活動の中で、①問題認識、②設計、③選択の3つ局面を意思決定のプロセスと考えた。当社商品企画担当の田村啓暁は、社内SNSの私の日記のコメントに「矢印の合間全てに「正しい」という形容詞を入れたくなります」と書いているが、まさにそれは「正しい」。
適切な意思決定には思考の技術を磨く事が必要なわけだが、『思考力が優れた人は、複雑な事実を単純化し、因果関係を短時間で徹底的に追求する習慣と思考手法を身につけている。論理思考だけでは解決できないと判断した時には、直感や感性、集合知の活用にかじを切り替えて行く。』という一文があり、激しく同意した。特に後半。人は感情の動物であり、「知情意」の優先順位は、「情意知」であるということだ。これは、スペックや価格だけでクライアントを説得できる訳ではないという風にも解釈できる。営業において重要な視点だと思う。
ここまで読んだ読者の中には、「山川はこのあと『あれ』のことを書くのか?」と思われたかたがあるかもしれない。
レコメンデーションというのは、意思決定の支援だ。ご存じの通りALBERTの経営理念は、「ITを活用し、消費生活における意思決定の支援、悩み・迷いの解決をする」であり、理念の中に「意思決定」という言葉が含まれている。そして事業コンセプトは「レコメンデーションの専門企業」。
改訂した法人ホームページの用語の説明に載せたのだが、ALBERTは「レコメンデーションの専門企業」を標榜しているが、レコメンデーション"も"やっている企業ではなく、レコメンデーション"だけ"をやっている企業である。さらに、レコメンデーションの「一部だけ」をやっている企業ではなく、あらゆるニーズに応える様々なレコメンドソリューションを提供している。また、産学連携での教育研究活動や学会活動などにより幅広い研究を行なっている。商品化に際しては、自社で運営している「見つかる.jp」に新しいレコメンドロジックを用いたエンジンのプロトタイプを実装、入念な検証をした後に提供するという他社にはない特徴がある。
そして、その代表的エンジンが『Bull's eye』である。このBull's eyeは、評価構造図を元にしており、「評価グリッド法」という手法を用いる。「評価グリッド法」はパーソナルインタビューで用いられることの多い手法の1つで、人間が「何を知覚して」その知覚から「どのような理解をし」、そこに「どのような価値を見出して」いるのか、という消費者が持つ評価構造を明らかにし、視覚的に階層構造として表現することができる画期的手法だ。
まさに意思決定理論そのものであり、購買履歴のデータマイニングや共起分析、協調フィルタリングだけではない幅広いソリューションを提供しているわけである。
2009年04月09日
レコメンデーションに関する課題(山川義介)
posted by Yoshisuke Yamakawa
ここのところ、シリーズでレコメンデーションのロジックに関する勉強会を開催している。全スタッフのレベルがかなり上がって来たと思うのだが、とあるレコメンデーションの記事に関して、間違っている部分を見つける課題を出した。提出締め切りが昨日の18時だったのだが、その回答内容や提出時期にはまだまだばらつきがある。
まず、提出順を発表したいと思う。
1.濵田和美(2日前のAM)
2.辻慶(2日前のPM)
3.船串奈津子(1日前のPM)
4.深江方和(1日前のPM)
5.田村啓暁(1日前のPM)
6.見並まり江(1日前のPM)
その他の社員は当日または期限後であった。
私は「スタッフは納期」とか「Speed is money」とかよく言う。営業でも同じで、あと少し早ければ他社に決まる前だったということもある。最近のクライアントヒアリングでは、ALBERTの素早い対応を評価していただくケースも多い。見積もり提出や資料送付もスピードが大切だ。明日の夜までにはという約束をしておいて、明後日の朝になったのではもうダメである。逆に明日の昼頃とかに提出できれば、期待値を超える事になり評価が上がる。
ただし、納期さえ早ければ内容はどうでもいいかと言うと、そうではない。

納期が早く内容も良いのがいいに決まっているし、両方ダメなものはダメに決まっているが、納期と内容とどちらを重視すべきかと言えば、納期だと思う。多少内容に問題があっても、納期さえ早ければ修正の機会もあるし、一時的に恥ずかしい思いをするかもしれないが勉強になる。納期に遅れたものは、なかったと見なされる事さえあるので、特にビジネスにおいて納期は必ず守って欲しい。
もっと言うなら、何らかの指示を求められたり課題を出されたときに、それが非常に多くの検討や調査を必要とするなら別だが、たかだか数分でできる課題であったり飲み会の出欠確認などは即レスをすべきと思う。ためらって返事をしたほうが価値があると思う人もいるようだが・・・・。
2009年04月07日
導入先100サイト突破!(上村崇)
posted by Takashi Uemura
昨年から販売を開始した「おまかせ!ログレコメンダー」の導入サイト数が3月末でついに100サイトを突破しました。ありがとうございます!
おかげさまで4月も順調に伸ばしており、他社からのリプレイスも増えています。
ここまでご評価いただいている理由をいくつか挙げたいと思います。
■精度が高い!
ALBERTのエンジンが選ばれている最大の理由は「精度が高い」という点をご評価いただいているからです。
「おまかせ!ログレコメンダー」のようなアソシエーション型のレコメンドエンジンは、見た目がシンプルなので、一見どこのエンジンも同じように見えてしまいますが、弊社では導入数を地道に積み上げながら、それらのサイトのコンバージョンUPの実績をもって精度の高さを証明してきました。
100サイトに到達するには、同等の数のコンペ、比較検討に勝ち抜いてくる必要がありました。
■学習速度が速い!
アルゴリズムが優秀でもエンジンが学習するまでに時間がかかってしまっては、その間の機会損が生まれてしまいます。特に商品の改廃が激しい商品や、新商品投入直後のセールスの重要性が高いようなサイトでは、学習速度は極めて重要なポイントで、ALBERTのエンジンの大きな強みの一つです。
■大規模サイトの実績が多い!
中でどんな計算をしているのかは各社で異なるとは思いますが、精度を求めて真面目に取り組んでいるアルゴリズムであれば、商品数および解析対象のログの数が増えると、計算量も指数関数的に大きくなります。
ALBERTでは業界最大手の通販サイトや不動産物件検索サイトといった、超大規模サイトでの導入実績が豊富にありますので、この点も安心です。
■モバイルに強い!
モバイルの導入実績が圧倒的に多いのも特徴です。
システム的にもPCとは全く違った技術が必要ですし、表示パフォーマンスに特に気を使う必要があります。モバイルならではのユーザー特性も当然あります。
「ログレコメンダー!モバイル」というモバイル専用にパッケージ化された仕組みを持っているため、この点も差別化の要因になっています。
100サイトを越えると、100サイトを越えたなりのノウハウが溜まっています。
このノウハウをもとに、さらによいサービスを作り続け、ALBERTを選んでいただいた全てのクライアントの売上利益の向上に貢献していきたいと日々真剣に取り組んでいます。
他社さんの導入数は正確なところは分からないのですが、レコメンドエンジンのASPとしては、トップシェアに近い状態に躍り出たような気がするのですが・・・どうなんでしょうか・・・
2009年04月04日
成果主義(上村崇)
posted by Takashi Uemura
ALBERTは成果主義である。
「やった人にやっただけの対価を」という考えは普遍の企業理念だ。
僕は以前から「結果が全て」という言葉をよく口にしてきた。
ただ、この言葉は前に山川が書いているように「結果さえでればプロセスはどうでもよい」という冷淡な考え方であると誤解されることがあるので、最近は封印していた。
「結果が全て」にもう少し説明を加えるとすれば「どんなに努力しても、時間をかけても、結果が出なければ幸せ(対価)は得られませんよ。」という意味である。特にビジネスにおいては絶対に。
この言葉を封印したもう一つの理由としては、「努力していてもまだ結果が出ていない人」のモチベーションを削いでしまうことを心配したからだ。
スタッフをみていると「ああ、この人はもうすぐで結果が出そうだな」というのはよく分かる。よいプロセスを積んでいるからだ。プロセスは大切である、原因がなければ「結果」は出ないからだ。
そういう段階にある人が「結果が全て」という言葉を聞いたときに「ああ、僕/私は駄目なんだ」としょげてしまうことを心配するのである。
気にしすぎかもしれないけど言葉というのは意外なパワーを持っているものだし、人は時に、思ったよりナイーブだから。
でも実は最近「結果が全て」という言葉を社内で徐々に使い始めている。
社内のスタッフにはもうこの言葉を誤解して受け取る人はいなくなったということもあるのだが、それ以上に、最近、今更、一つの確信に辿りついたからだ。
それは、経営者の仕事は、努力している人や、よいプロセスを積んでいる人が「結果を出しやすい仕組み」を作ることであるということ。
これは作ることができる。
例えば営業。
努力している人に良質な案件が流れやすい仕組みは作れる。案件アサインの仕組みを工夫すればよいのだ。
また、営業日報や案件データの入力といった退屈で面倒な仕事もしっかりこなしているスタッフにはメリットがあるようにする。これらの情報に僕自身がしっかりと目を通して、アドバイスや営業同行を積極的に行う。なるべく僕の時間を優先的に割くようにする。そうすれば自ずと成功率は上がるだろう。
公平と平等は全く別のものだ。ALBERTでは公平性の高い仕組みを作り続けたい。
一方マーケットは努力している会社が成功しやすいような仕組み作りなど、してくれない。
競争に生き残ったものだけが正しい。
社内の仕組みは公平にしつつも、マーケットは公平でないこともあるだろう。
それでも結果を出さなければならない。これも経営者の責任だ。
