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2009年05月29日
本当に仕事ができる人とは(山川義介)
posted by Yoshisuke Yamakawa
人には色々な能力がある。私は「ロジカルシンキング」「コミュニケーション能力」「クリエイティビティ」が重要であって、国語・算数・理科・社会の成績ではないと言っている。ここで言う「成績」とは、学歴と置き換えてもいい。いずれにしても学生時代のテストの成績はあまり関係がないということだ。この3つの能力が高いと仕事ができるということになると思うのだが、もう少し上位概念で何か一言で必要な能力を挙げれば、「問題解決力」だと思う。
売れる商品が開発できない、商品が売れない、利益が上がらない、無駄がなくならない、スピードが遅い、社内がぎくしゃくしている・・・。これらの問題を解決することができる人がいれば、それは仕事ができる人と言っていいだろう。問題がない企業などどこにもないし、もし問題が見つからないとすれば、その「見つからないという問題」を解決することも問題解決力のひとつだろう。
私が就職した時代のTDKは、入社してから約1年間は研修であった。2週間の座学の後は、製造現場での実習や三交代勤務があり、毎日ひたすら段ボールをコンベアに積むような仕事もあった。こういうあたかも無駄とも思える単純作業をやらされた時に、文句ばかりを言ってぶうたれる人と、いかにその単純作業を効率よくやることを考える人と、さらにはその単純作業をなくしてしまうことを考える人がいる。言わずもがな、仕事ができる人は後者のほうである。
ALBERTの企業理念でも、単純作業は人がすべきではないと謳っているが、インタースコープのインターンであり当社のCFOでもあった佐々木大輔は、私が知っているビジネスマンの中でも飛び抜けて仕事ができる。インタースコープではエクセルで調査結果の集計を担当していた。彼は、こんなばかばかしいことはやっていられないと言い、マクロを駆使して自動集計システムを数日で完成させてしまった。エクセルでの単調作業を文句を言いながらやり続ける人と、そもそもその作業自体をなくしてしまおうと考え、しかもそれを自分の力で解決してしまう人では、何万倍もの差がある。
与えられた仕事をきちんとこなせない人は問題外だが、与えられた仕事をその通りにきちっとこなすだけでは本当に仕事ができる人とは言わない。どんな単純作業であってもつまらない仕事であっても、高い問題意識を持ち、まずは問題を発見する、そして自分で解決までできないまでもどうすればその問題が解決できるかを提案し、組織を動かし実行することができる人が、仕事ができる人だと思う。
2009年05月29日 13:05
