顧客を深く理解し、ニーズにマッチした商品や情報の提供を行なうためには、顧客の理解のほか、商品や情報への理解も必須となります。顧客の理解には、最もよく用いられる、性別、年代、居住地などの「人口統計的なデータ」、価値観やライフサイクルなどの「心理的データ」がありますが、昨今では行動履歴データが最も多く活用されています。性別や年代で顧客を分類することは、STP(セグメント、ターゲティング、ポジショニング)マーケティングの基本ですが、その顧客が何に興味があり、何を購入するかを予測することが目的です。20代の女性の行動分析や価値観分析をすることで、20代の女性はこのような商品を買ってくれるだろうという予測をするわけです。
確かに、若い人と年配の人では、興味関心事が違うでしょうし、子供の有無や子供の年齢などのライフステージよっても購買行動は変わるでしょう。しかし、いくら同じ性別、年代だからといって、皆が同じ物を消費するわけでもなく、逆に年代が離れていても興味関心が似ていることもあります。商品や情報過多、物が売れない時代には、性別、年代といった、ざっくりしたセグメントでは、予測モデルが成り立たなくなってきているのです。
そこで、最近最も注目されているのが、行動履歴によるマーケティングです。性別、年代に関わらず、発泡酒を多く買っている人は、発泡酒が好きなのでしょう。「20代前半の男性は発泡酒を買いやすい」という予測より、「過去発泡酒を多く買っている人は、これからも発泡酒を買うだろう」という予測のほうが当たると思われます。
行動履歴を蓄積する際に重要なことは、どんな商品を購入したかを記録することです。発泡酒の品番をいくら蓄積していても、その発泡酒が廃番になってしまったとたんに、何の意味のないデータになってしまいます。購買データの蓄積には、どんな商品を購入したかという、商品属性(CTB分析)で蓄積することが重要なのです。
ALBERTでは、購買データに基づく高度なセグメント化、商品データを精緻化して蓄積、これらの分析によって、最適な顧客に最適な商品を提案します。